検察審査員ってなに?なんで自分が選ばれるの?
仕事や家事・子育てがあるのに、辞退できないの?
そんなあなたに少しでも参考になりますように!
自分がFIREする半年前くらいのことです。
住んでいる市の裁判所から封筒が送られてきました。
そこには「検察審査員の候補者に選ばれました」と書いてありました。
内容を読むと、どうやら選挙権を持つ市民の中から無作為に抽選で選ばれるとのことです。
ちなみに気になったのでどのくらいの確率で選ばれるのか調べてみました。
■検察審査員・補充員に選ばれる確率
約1万4000人に1人(全国の有権者の0.007%)
実際にはまず検察審査員・補充員の候補者が選出されて、その中から検察審査員・補充員が選ばれるので、候補者に選ばれる確率はその10倍くらいでしょうか。
(検察審査員・補充員は4群あり、その群ごとに多少人数は異なりますが約10人ほどなので)
となると候補者として選ばれるだけでも、0.07%というかなり狭き門です。
できれば宝くじとか他のところでこの運を使いたかった気持ちですが、選ばれてしまったからにはちゃんと回答した方が良いです。
なお、候補員の段階ではまだ検察審査員・補充員に選ばれたわけではないため、まだそこまで深刻に考える必要はありません。
とは言え、何とかなるだろう・・・、とか俺には関係ないわ・・・、と適当に考えるのは禁物です。
なぜなら、もし検察審査員・補充員に選ばれてしまうと、明確な理由がない限り辞退や欠席ができないからです。
(無断で欠席などすると法律により罰せられる可能性があります)
勝手に選んでおいて、欠席すると罰則があるというのもなかなか微妙ですが、そういうきまりやしくみが法律で決められているため、適当に考えない方が良いでしょう。
候補者には質問票が郵送されてくるのですが、その前に候補者になった旨の書面が送られてきます。
この書面を受け取ったら、自分が検察審査員として活動できるかどうかをまず真剣に考える必要があります。
書面や質問票にも記載がありますが、概ね一ヶ月に一回程度平日に裁判所へ行って検察審査会に参加することになりますので、自分の生活でそれが可能かどうかを判断しなければなりません。
例えば、会社員の場合は当然会社を一日休む必要が出てきますので、任期の半年間に毎月一回平日に休みが取れるか、人事部や総務部などに確認した方が良いでしょう。
ちなみに、基本的に会社は検察審査員に選ばれた人が不利益を被るような扱いをしないように会社へ書面で通達されます。
自分の会社では社内規程に裁判員に選ばれた場合の対応方法が記載されていて、その場合は有休を消化せずに特別休暇として会社を休める仕組みがありました。
人事部に確認したところ、検察審査員に選ばれた際も同じ制度を利用可能とのことでしたので、自分は検察審査員を辞退しませんでした。
でも、多くの人が仕事が忙しくてなかなか休めない、とか子育てや介護等で家を空けられない等の事情があって、辞退したいと思うのではないでしょうか。
中編では辞退するにはどうすれば良いのか、について実体験を元に説明します。