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FIRE後の失業給付と転職サイトの活用方法(後編)

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前編では転職サイトの利用と現実について触れましたが、後編ではさらに深掘りしていきましょう。

アラフォー、アラフィフの転職サイトにおける書類審査突破率は概ね5%程度という現実を知りました。
逆に言えばこの程度しか書類審査を通らないのであれば、細かいことを気にせず気になる求人があったらどんどん応募するしかありません。

幸いに自分の希望する「在宅でのリモートワーク」という働き方の求人は多く、両手で足りないくらいの数の求人に応募しましたが、本当に全く面接までたどり着けませんでした。

FIRE前の会社員時代にこの現実を経験できたので、逆にFIRE後にはあせることもなく気長に職を探していけばいいかな・・・と思えるようになっていました。
実際にFIRE後の今も良さそうな求人があれば、継続して応募しています。
ある意味、求人検索→応募→不採用、の流れはもう慣れてしまいました(笑)

さて、話は変わって退職後の失業給付についてです。

会社員を退職すると勤続年数に応じて、次の職に就くまで失業給付を受けられます。
条件や受給年数はケースによって異なるので、ハローワークのサイト等で確認してみて下さい。
自分の場合は20年以上勤務して自己都合退職だったため、150日の給付を受けられることになりました。

失業給付(雇用保険)はあくまでも職を失った人が次の職に就くまでのサポートとして受けられる給付のため、退職後に再就職の意思がない場合は受給できません。
ですので、退職後は全く働かない完全FIREを目指す人はNGですね。
自分の場合はサイドFIREとしてフルタイムではないものの、ゆるく働く意思はあるので次の職が見つかるまでは失業給付を受けるためハローワークに手続きに行ってきました。

ハローワークの説明会では受給の条件や不正受給した場合の罰則などいろいろと教えて貰えるのですが、基本的な受給の条件として「月に2回以上の求職活動」があります。
先に書いたように、再就職の意思があって求職活動をしている人に受給資格があるからです。

また、月に1回認定日と言って、実際にハローワークに行って前月までの求職活動実績を提出して認定してもらう必要もあります。
実はその認定日に認定してもらった後に別の窓口で就職相談を行うと、月2回以上の求職活動の1回としてカウントして貰えます。

となると、毎月残り1回の求職活動を行う必要があるのですが、いくつか方法があります。
ハローワーク等が開催する就職に関するセミナーに参加したり、再就職のための国家試験を受験したり、もちろん企業求人への応募も活動と認められます。

そこで役に立つのが、転職サイトでの求人応募です。
先に書いたように自分はすでに両手で足りないくらいは応募して、書類審査で落ちまくっています。

つまり、これまで通り定期的に転職サイトで気になる求人に応募を続けていれば、それが失業給付の求職活動実績になるのです。
ただ、当たり前ですが応募していないのに応募したとしてハローワークに虚偽の申告をすると、受給した分の返却や罰則がありますので絶対やめましょう。

というか、前述したように高年齢での転職サイトの応募は必然的に書類で落ちまくるので虚偽の申請をする必要がありません。
ですので、サイドFIREを考えていて退職後にゆっくり職を探したい人は退職前くらいから転職サイトに登録して、履歴書や業務経歴書を登録しておくとFIRE後もスムーズに職探しができると思いますので、とてもオススメです!

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