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謎の皮膚病に悩まされた話(その5)

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謎の皮膚病を目の当たりにしたとき考えたこと。
そして、年齢と生き方を考えるきっかけになったこと。

今回は快方に向かっている謎の皮膚病について、一番酷い症状のときに考えたことをまとめておきたいと思います。
なお、今回起きたことの反省点についてはその4に書いてあります。

今回、謎の皮膚病にかかって一番辛かったのは見た目の酷さでした・・・。
実際、熱も下がり、体のだるさもなくなって、症状は謎の皮膚病のみでした。

その状態で自分の手足を見ます、これはとても外に出られない見た目だなぁ。
そして次の日にまた自分の手足を見ます、ほとんど変わりがありません。
また、次の日も・・・。
これが3日ほど続くとさすがにテンションが下がるというか、体は元気なのに気持ちがどんどん沈んでいきます。
ハァ・・・ため息しか出ません(泣)

話は変わりますが、自分の父親がガンで亡くなる前のことです。
ガンが転移して歩けなくなる前は普通に日常生活も問題なく、自分で病院に通って治療を受けていました。
その当時、父親は加齢による原因不明の皮膚病も患っていました。
症状は今の自分とは異なりますが、手の甲から腕にかけて内出血になり、それが自然経過で皮膚上に上がってくる感じで、皮膚が薄くなって表面にその内出血がかさぶたとなり、薄くなった皮膚が切れて少し出血するという感じです。
せっかく治った部分もまた同じ症状となり、ずっと繰り返していました。

皮膚科にも通っていましたが、80代だった年齢もあり「高齢による皮膚の傷み」のような診断で対処療法しかない感じでした。
まあまあ痛々しい見た目なので、夏でも出かけるときは長袖でしたし、自分から見ても痛そうでかわいそうだなぁ・・・という印象でした。

父親はあまり弱音をはくタイプの人間ではありませんでしたが、今回自分が似たような症状となり、当時の父親もこんな感じで気持ちが暗くなってしまっていたのかな~、と感じました。

今の自分の話に戻りますが、ここまで見た目が酷いとまず外に出たくなくなります。

例えば、友達と会って食事したりお酒を飲んだり、スポーツをしたり、遊びに行く気持ちになれません。
自分一人で行くゲーセンやドライブも買い物も、気持ちが乗りません。
なんて今までが恵まれていたんだろう!と本気で思います。

ちょうど関東旅行から帰ってきたばかりだったので、旅行中に友人と楽しく食事したことやみんなで飲み会をしたこと。
好きなゲーセンで遊んだこと、行きたかったお店で一人ディナーをしたこと、などなど実現できた健康体の自分に心から感謝できます。

たかが皮膚病で、手足も自由に動くのに、ここまで絶望感があるものなのか。
仮に足が動かなくなって自分の意思で車も運転できなくなったり、電車にも乗れなくなったら。
腕が動かなくなって、ゲーセンで好きなゲームができなくなったら。

きっと旅行に行く気持ちや、知人・友人に会おうというモチベーションもなくなってしまうと思います。
でも、今はまだ50代ですが、間違いなく老化による衰えは出てきます。
いつかは、自分の身体も不自由になるでしょう。

今回の絶望は、そのときに感じる気持ちの予行演習のような気がしています。
いつかくる本当の絶望のときに、その気持ちに押しつぶされないように今の年齢で軽めの絶望を味わったのかもしれません。

結局、身体も心も元気なうちに、自分の会いたい人に会って、やりたいことを全力でやる、行きたいところや興味があるものに触れる。
日々の健康と周囲の人達に感謝して生きる。

今回、謎の皮膚病であらためて感じたことです。
まだまだ、元気でこれからの人生を楽しみたいと思います!

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