FIREを目指していた会社員時代も、FIREを達成した今も世の中のFIRE書籍はたくさん読みました。
FIREや生き方はいろいろな考え方があり、世の中に溢れている情報をいかに自分に落とし込むか、うまく自分の人生にすり合わせていくかがポイントだと思います。
今回は自分が考えるFIREとその先にある幸せについて考えてみます。
FIRE自体のテクニカルな部分、例えば投資信託を使った4%ルールや日々の支出を抑えて貯蓄に回す入金力の高め方などは、本当に数多くの書籍やYouTube動画があります。
家計簿をつけて、自分の生活費を把握して年間に必要な金額を算出し、その生活費用をいかに労働以外で確保するか、等々FIREの基本やその理屈は今なら結構情報が多く出回っています。
FIREの基本とも言える「経済的自立」に関しては努力と工夫で少しずつ実現できると思います。
すぐにFIREできなくとも、将来に向けて節約と貯蓄と運用を頑張れば、万が一働けなくなったときに大きな力になると思いますし。
自分は以前書きましたが、約10年の準備期間を経てFIREを実現しましたが、その際に自分の幸せについて考える時間も多かったです。
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50歳でのFIREに向けて考えていること
2022年となりました、本年もよろしくお願い致します。
今年は50歳になった自分にとって変化の年になりそうなので、現状で考えていることを少しまとめてみたいと思います。
同年代でFIREを考えている人にとって参考になれば幸いです。続きを見る
今、人間関係や仕事内容で苦しんでいる人には「FIREさえ実現できれば幸せになれる」と考えてしまうかもしれませんが、実はFIREと幸せには関連性はあるものの基本的には異なる概念です。
多くの人は日々の生活費を稼ぐために仕事をします、そのためには面倒な人間関係や多少のストレスなどを我慢する必要があります。
言いかえれば、自分の自由な時間を会社に渡して、その対価として報酬を受け取っています。
FIREの実現は会社に頼らず、自分の自由な時間を取り戻すことが目的となります。
会社からの報酬に頼らなくても生活できる経済的基盤を作って自由に生きる、そんな素敵な世界です。
自分の人生は言わば時間の連続ですので、その時間を労働ではなく楽しみに使いたいと思うのは自然なことだと思います。
幸せな人生はいかに楽しく生きるか、とも言えるからです。
FIREを実現すると「多くの自由な時間」は手に入ります。
ただ、その自由な時間を使って、どう幸せや楽しさを手に入れるかはその人次第です。
FIRE関連書籍は多いので比較的学習するのは容易なのですが、生き方や幸せについては人それぞれなのでなかなか難しいところです。
自分が楽しいと思える趣味や、家族や友人との時間も幸せな時間です。
そして、そういう娯楽面だけでなくそれを実現するための健康面も大事です。
健康面には適度な運動や食事などに気をつける必要があります。
また、日々機嫌良く、明るい気持ちで過ごせるメンタル面に気をつけることも大事ですね。
自分は「働かないって、ワクワクしない?」という書籍がとても参考になりました。
現在は廃盤になっていて新品は手に入らないのですが、自分は図書館で借りて読んで感銘を受けたので、結局古本を探して手元に置いてあります。
忘れた頃に時々読んでいますが、何度読んでも良い本だと感じます。
FIRE=働かなくても良い、ですが結局働かないことが幸せに繋がるかどうかは、その人の生き方次第です。
FIRE後にどんな生活をしてどんなふうに人生を楽しむか、そういう視点も大事だと思います。
せっかくの人生、明るく楽しんで生きなければもったいないですもんね。
自分にとって来年はFIRE2年目に入りますので、より楽しく有意義に時間を過ごしていきたいと思っています。