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【読書レビュー】漫画 バビロン大富豪の教えを読んでみた(前編)

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時間が取れたら購入しようと思っていた、本書がAmazon Prime Readingの対象になっていたので早速読んでみました。
この本はオリラジのあっちゃんがYouTubeで取り上げたりして、「お金」を学ぶカテゴリでは比較的有名なので、マネーリテラシーを勉強する上ではなかなか参考になると思います。

漫画なので読みやすいですが、ボリューム的には考えさせられるテーマも多いため前編・・中編・後編で分割レビューしていきたいと思います。

多少ネタバレ要素がありますので、これから読んでみようという人はご注意下さい。
この前編では文中の「黄金に愛される七つ道具」について考えてみます。

《前編》
1.収入の十分の一を貯金せよ
2.欲望に優先順位をつけよ
3.貯えた金に働かせよ
《中編》
4.危険や天敵から金を堅守せよ
5.より良きところに住め
6.今日から未来の生活に備えよ
7.自分こそを最大の資本にせよ

1.収入の十分の一を貯金せよ

個人的にはこれがマネーリテラシーにおいて最初の一歩となる重要な要素だと思っています。
実は自分は社会人になりたての頃は入ってきた給料、ボーナスは入っただけ普通に使い切っていました。
若い頃は欲しい物も多いですし、遊びに行きたい年頃ですからね。
その結果、社会人7年目に入ったときにも貯金はほぼゼロという酷い状況でした。
今思えば、お金の勉強を若いときにしておくべきでしたね。

本書は貧しい人や普通の人がいかにお金を増やすか、という点について解説しているのですが、「お金を増やす」ためには元手が必要なことは明白です。

その元手はやはり愚直に働いてコツコツ貯めなければなりません。
その目安を収入の十分の一と明確にしているのはとてもわかりやすいと思います。
年収400万円の人なら、年間に40万円ですので楽ではないですが決して無理な金額でもないところが絶妙な目標設定です。

自分の場合はこの法則を知らなかったので、2年、3年かかってもいいのでまず100万円を貯めようという目標を立てました。
ただ、その当時は単に貯金を目標にしていたので貯まった後のことはあまり考えていませんでした。(知識もなかったので)
貯まったお金をどうするかについては3で知ることになります。

2.欲望に優先順位をつけよ

これも本書を読んだら割と目から鱗が落ちる思いでした。
文章だけ読むと当たり前のことを言っているようですが、本書での意図することは1と連動しています。

つまり、収入の十分の一を貯金するためには、収入の9割を超えるような欲望は不要なものと判断し切り捨てるという解釈です。

欲望にもいろいろありますが、食欲は生きて行く上で最優先なので食費は必要経費としてもその他に欲しい物は優先順位をつけて、それらの上位から収入を割り当てて収入の9割を超える物は自分には必要ないものとしてあきらめるのです。

これも目安が提示されているので、判断基準がとてもわかりやすいです。
例えば、月の手取りが20万円だとして、家賃が6万円、食費が6万円、光熱費が2万円、携帯や光回線・プロバイダ等の通信費が2万円だとすると、それだけで16万円かかります。
収入の十分の一を貯金するとなると月に使えるのは18万円なので、欲しい物を買うとすると18万円から生活必需品の16万円を引いた2万円以内にする必要があります。

この考え方の良いところは、一見お金のコントロールをしているようで、実は自分の欲望を数字で論理的にコントロールしているところです。
何となくこれ欲しいな・・・と思ったときにも、今月は金額的に無理だから我慢しようという心理になります。

お金を増やすには感情面をうまく抑えて、論理的な行動が求められるので初期のうちに欲望との付き合い方を学ぶのはとても大切だと思います。

3.貯えた金に働かせよ

これは本書だけでなく、お金を勉強する上では様々な書籍でも紹介される最も重要な考え方です。
有名な書籍では「金持ち父さん貧乏父さん」が代表的な例ですね。

ゼロ金利時代においては、頑張って貯めたお金をそのまま貯金していてもほとんど利息はつきません。
利息がつかないどころか、物価が上がると相対的に貯金の価値が下がる可能性すらあります。

「金持ち父さん貧乏父さん」では不動産投資を例に出していますが、現代では不動産以外でもお金を働かせる方法が無数にあります。
株式や投資信託などの金融商品もありますし、ブログやYouTube、アプリやせどりなどネットを活用したビジネスもたくさんあります。

自分の貯金額とリスクを考慮して、そのときの自分に合ったお金の働かせ方を考えるのはとても大切なことです。
そのためには本を読んだり、ネットやYouTubeなどで先駆者達の情報を集めたりして、貪欲に学ぶ必要が出てくるはずです。

実はその学びこそが今後自分で判断し行動していく上で大事な要素となるのです。

せっかく貯めたお金なので当然減らしたくないはずです。
しかし、リスクゼロで増やせる手段はほとんどないため、増やすためには何らかのリスクを受け入れる必要があります。
どの程度のリスクを許容し、どのようなプランで増やすのか、自分で考えて納得した上で行動に移すことが何より大切です。

そして中編に続きます。

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