第3章では楽天経済圏について説明しました。
基礎となる楽天カードとSPUについて紹介しましたが、もう一つ抑えておきたいポイントがあります。
それがマネーブリッジというサービスです。
1.楽天銀行×楽天証券=マネーブリッジ
2.楽天カード×楽天証券=積立投信
3.まとめ
1.楽天銀行×楽天証券=マネーブリッジ
第3章では買い物やサービスを楽天に集中することでポイントを貯める楽天経済圏について説明しましたが、今回は貯金や資産運用にスポットを当ててお得な仕組みを紹介したいと思います。
皆さんは大手銀行の普通預金の金利(利子)はどのくらいかご存知でしょうか。
2021年現在で概ね0.001%程度です。
定期預金でもせいぜい0.002%程度です、銀行に預金してもほとんど利子は期待出来ない状態ですね。
最近は銀行に預けておいてもほとんど利子がつかないため、投資する人が増えているのも納得です。
しかし、楽天のマネーブリッジを利用すると普通預金の金利がなんと0.1%になります。
仮に1000万円預けると年間で約1万円の利子(税引後7900円)がつきます。
元本保証でかつ普通預金といういつでも下ろせる金利としては破格ですよね。
元本割れリスクのある投資はちょっと・・・と思っている保守的な人にはマネーブリッジの利用を強くオススメします。
手続きとしては楽天銀行と楽天証券の口座を開設して、マネーブリッジの連携設定をするだけです。
詳しくは以下の公式サイトで確認してみて下さい。
普通預金(マネーブリッジ利用者)- 商品詳細説明書|円預金|楽天銀行
2.楽天カード×楽天証券=積立投信
次は、貯金よりもう少しリスクを取ってもいいかなと思う人向けのお得情報です。
また、これからつみたてNISAでコツコツ投資してみようかな、と思う人にもオススメです。
その方法は「楽天カードで積立投信を購入する」です。
つみたてNISAの対象になる積立投信は様々ありますが、楽天証券でもリスクの低くて手数料の安いインデックスファンドを積立購入することで比較的安全に資産を運用することが可能です。
もちろん投資は自己責任なので元本割れのリスクはありますが、値動きの小さい投資信託なら低リスクなものも少なくありません。
(それでも信託報酬や手数料等のコストには注意が必要です)
楽天証券で積立投信を楽天カード決済で購入すると、1%の楽天ポイントが月に最大500ポイントまで獲得できます。
つまり、月に5万円積立投信を購入することで500ポイント獲得できるのです。
実はこれも地味にすごいリターンなのです。
実質的に1%の利子がつく金融商品という解釈ができるからです。
第3章でも説明しましたが、楽天ポイントはほぼ現金として扱えますので毎月500円ずつもらえる状態です。
-
~FIREを目指して~ 第3章 楽天経済圏を利用する
第2章では支出額を把握してFIREにかかる年数を計算するステップを紹介しました。
今回は毎月の支出額を減らすために楽天ポイントを有効活用する方法を考えてみましょう。
楽天ポイントは他のポイントサービスに比べて貯めやすく、かつ使い道も多いため有効に活用することで生活費を下げることに役立ちます。
楽天経済圏を理解してお得に利用しましょう。続きを見る
3.まとめ
コツコツと銀行口座に貯金している人は、楽天銀行と楽天証券を活用して0.1%の利子を受け取ったり、安定的な積立投信で1%のポイントを受け取ることに現金を活用することを考えてみましょう。
リスクを抑えながら、少しでもリターンを多くする工夫はきっとFIREに役立つ考え方です。
世の中には米国インデックスファンドなど利回りの大きい金融商品もたくさんありますが、損はしたくないけど少しでも増やしたいという守備型思考の人には今回のマネーブリッジや積立投信はとても良いサービスだと思いますよ。